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目論見書の作成、翻訳に関して

 

「目論見書」にもいろいろある

 日本語ではファンドの公募、私募の区別なく「目論見書」と言いますが、英語では公募の投資信託、ミューチュアルファンドの目論見書をprospectusと言い、私募であるヘッジファンド、バイアウト・ファンド、ベンチャーキャピタル・ファンドなどのプライベート・エクイティ・ファンドの目論見書をoffering memorandum, offering circularなどと呼んで区別しているようです。但し、両者をまとめて論じる場合は、prospectusで一括することもあります。

 同じ「目論見書」とはいっても名称が異なるように、公募ファンドの目論見書と私募ファンドの目論見書では微妙に性格が異なります。目論見書を翻訳する際に留意すべき点ですから、翻訳業者の選定にあたっては営業マンなどに問い質してみるといいでしょう。「金融専門」と謳いながら即答できない会社などは避けるべきです。

 公募ファンドの目論見書も私募ファンドの目論見書も、基本的には法律文書ですから、いずれも読んで面白いものではなく、必ずしもわかりやすいものではないでしょう。けれども、公募の投資信託のほうが、プライベート・エクイティ・ファンドなどに比べて、平易で読みやすく、簡潔な目論見書の作成を目指しているはずです。アメリカでは証券取引委員会(SEC)が、ミューチュアルファンドの目論見書ではできるだけ平易な英語を用い、法律の専門用語など避けるようにとのルールを定めているほどです。ヘッジファンドやプライベート・エクイティ・ファンドの目論見書ではそうではありません。

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