セント・ポールズ・スクールの卒業生人脈について
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セント・ポールズ校(St. Paul’s School)は、ニューハンプシャー州コンコードにあるエピスコパル系の名門ボーディング・スクールであり、プレップ・スクールである。1856年にある医師が息子たちのために自宅で開いた私塾から始まったという。
同校の出身者としておそらく最も有名な歴史上の人物は、映画『市民ケーン』のモデルともされる新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハースト(William Randolph Hearst)だろう。ただし、卒業はしていないらしい。
著名な卒業生のリストを見ると、19世紀以来の富豪の家系に連なる人々の名が目に付く。例えば、コーネリアス・ヴァンダービルト3世(Cornelius Vanderbilt III)などヴァンダービルト家の人々、J.P. モルガンの息子であるJ.P. モルガン・ジュニア、発明王の息子トーマス・A・エジソン・ジュニアなどである。ビジネスマンとして高い地位に就いている人々がいるのはもちろんだが、あり余る財産ゆえか「フィランソロピスト」などという肩書きの人々も多い。エピスコパル派の著名な牧師にも同校の出身者は多いようである。
政界・官界では、米国の在外公館大使、上院議員、下院議員クラスの人材を輩出している。最近では、2004年のアメリカ大統領選挙で現職のブッシュに破れた民主党候補ジョン・ケリー(John Kerry)が同校の出身である。
セント・ポールズ・スクールは、日本では交換留学生制度を通じて成蹊高等学校と提携している。三菱商事の社長、会長を歴任した槙原稔(Minoru Bernard Makihara)氏が戦後間もない頃に旧制成蹊高等学校を経てセント・ポールズに入っていることから見ても、その歴史は浅くない。成蹊高等学校から交換留学生制度を通じて同校で学んだ生徒は、日米の架け橋として外交、ビジネスなどの分野で活躍している。
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