Part 3 真に「助け合いの輪」に入るために
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人脈作りの研鑽を積むプライベートサロン
ですから、おそらく人脈作りの研鑽を積むには、同じようなプライベートサロンでありながら、仮に門外漢であっても身内のように暖かくもてなされるところがあれば最も望ましいと思います。
そのようなサロンでは異業種交流会などと異なり少人数ですから、主宰者と個人的に親しく語る機会が多く設けられ、人脈の作り方についていろいろアドバイスを受けられるでしょう(一般に、この種の会では主宰者が人脈コネクタであり、最も多くの人脈を持っています)。会話が滞れば助け舟を出してもらえるかも知れません。少人数と繰り返し会う機会があれば、互いに深く知り合うことができます。
それでいて、費用は異業種交流会並みであれば、「人脈作りの研鑽の場」として正に理想的であると言えるのではないでしょうか。
プライベートサロンは親しい親類や友人以外の立ち入りは遠慮していただくのが普通ですが、ごくまれに、半ばオープンにされている場合があります。「初めは知らない人でも、やがては親しい友人になれる」という主宰者の考え方によるものですが、人脈作りに関心のある方にとって極めて貴重な機会を提供されていると思います。
「助け合いの輪」におけるタブー
ただ、参加するにあたって気を付けなければならないのは、プライベートサロンの場は、先にも述べた「助け合いの輪」となっているということです。
それが「助け合いの輪」であるということは、輪の外側、すなわち「競争社会」の論理をその中に持ち込むことはタブーだということを意味します。ですから、競争的な発想をする人は、その輪の中からはじき出されてしまう可能性があるので注意が必要です。
「競争社会の論理を持ち込む」とは、端的に言えば、何かをするときに「見返りを期待して、する」ということです。「より少なく支払って、より多くの(あるいは、よりよい)ものを手に入れる」ことをよしとする「消費者の論理」が競争社会の基本ですから、私たちはつい、「XXをしてあげたのだから、YYをしてくれるだろう(してくれて当然だ)」と思ってしまいます。そして、期待通りのものが得られないとクレームを付けたりします。つまり、消費者として競争社会で取引するときの考え方を人間関係にも当てはめてしまうわけです。
けれども、「助け合いの輪」の中では、それは通用しません。
何故なら、「人を助ける」とは、本来、そういうものではないからです。
「人を助ける」とは、助けること自体が喜びなのであって、「見返りを期待して」するものではないでしょう。
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「人脈に投資する」とは、どういうことか??
この文章の最初に、「人脈は見えない財産である」と言いました。
消費をするだけでは財産は増えません。財産を増やすには、投資をしなければなりません。
人助けをしても見返りを求める人は、人脈を消費してしまっているのです。
人脈作りを「ベンチャーキャピタル投資」に喩える人がいます。これはなかなか言い得て妙であると思います。人脈作りもベンチャーキャピタル投資も、目先の利益を追うのではなく、長い時間をかけて大きな花を咲かせようとするものです。
ただ、間違えてはならないのは、「人脈に投資する」と言ったとき、実際に何を「投資」するかと言えば、それは決して金銭ではないということです。
会の参加費や飲食代に費やされたおカネは「投資」ではありません。人脈となって将来に実を結ぶものは、あなたが見返りを期待しないで行った「人助け」以外にないのです。
いつの日か自分が助けられる
「助け合いの輪」とは、見返りを期待しない人助けを続けていれば、それが巡り巡っていつの日か自分が助けられることもある、ということです。「人助け」と言っても大げさなことではありません。日々誠実に活動していれば、それは自然に、じわじわと人々に伝わります。いつかきっと人々が「自発的に」あなたを助けてくれるようになるでしょう。
しかも価値観を共有しており、有力者の参加する「助け合いの輪」の中にいれば、その過程はよりスムーズに進むはずです。ビル・クリントンは、その「助け合いの輪」によって目標を達成するのに、学生時代から少なくとも十年を費やしました。これは長いでしょうか、短いでしょうか。
最後に、もし、この文章をお読みになり、考え方に基本的に賛同されるならば、一般の方も参加可能なプライベートサロンの情報を無料でご提供致したいと存じます。個人での参加も可能ですが、とりわけ、ご家族での参加が歓迎されますので、ご本人だけでなく学生や社会経験の浅いご子弟の教育と将来に向けての人脈作りの場としても利用されるならば、人脈の効用は数倍にもなるでしょう。
ご連絡をお待ちしております。
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Part 1「人脈とは、「見えない財産」である」
Part 2「人脈コネクタといかに知り合うか」
Part 3「助け合いの輪に入るために」
[お問い合わせ先]
M&Z (代表 牧野 光伸)
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