Part 2 人脈コネクタといかに知り合うか
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「助け合いの輪」に入る方法
ビジネスの世界がシビアであればあるほど、「助け合いの輪」が重要であることは論を俟ちません。
では、その「助け合いの輪」の中には、どうしたら入れるのでしょうか。
ビル・クリントンは、これを自分で作りました。やはり自分の力でコツコツと「人脈、コネ」を築き、助け合いを実践していくのが基本だと思います。
でも、どうやって?
わけも分からずに異業種交流会に出席して、二度と会うこともない人たちと名刺交換しても無意味なのは明らかです。
まずは多くの人たちに会って数をこなすよりも、少数の人たちと太い絆を作るべきでしょう。
そして、その少数の人たちは、「すでに人脈やコネを持っている人(コネクタ)」であることが望ましいと思います。
人脈作りは、自分と同じレベルの人間とつるむ目的でするものではありません。ですから、知見や経験において一日の長のある人、資産家や成功者、社会的地位の高い人など、未知の世界を知る人たちと積極的に知り合う機会を作るべきなのです。自分が豊かになりたければ豊かな人の、社会的地位を得たいなら社会的地位のある人のそばにいて、同じ空気を呼吸することが基本です。最近よく聞く言葉で言えば、「メンター」となるべき人と言い換えてもいいと思います。
けれども、そう言うと、ますます疑問が湧いて来ることでしょう。有名無名を問わず、世の中に有力者また人脈コネクタというべき人たちはいますが、彼らと知り合うための「つて」がどこにあるか、見当も付かない。一体全体、どうすればいいのだろう、と。
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人脈のタネは学生時代にある?!
実際には、有力者と人脈を作り、コネを付ける糸口は、意外に身近なところにあるものです。
例えば、学生時代の友人の家族や親戚に、有力な資産家や企業幹部がいたというケースは意外によくあります。
筆者にもそのようなクラスメートがいました。
当時は物珍しいという以上の感想はなかったのですが、そのクラスメートの自宅にはサロンがあって時折音楽会などが催されていました。そのようなサロンには、有力者やその子弟が集まりますから、学生時代のビル・クリントンのような「意識的に人脈を作る」姿勢がもし当時の自分に身に付いていたなら、その後の人生は一変していたかも知れない、とも思います。
あなたにも、もしかしたらそんな知人(の知人など)がいるかも知れません。
とは言え、人脈作りがいかに重要だからといって、何年も連絡をとっていない同級生などに突然「会いたい」と言うのはいかにも不自然です。しかも、おそらく境遇を同じくする親しい人たちが人目を忍ぶようにして集まるプライベートサロンに参加させて欲しいなどと言うのは迷惑でしょう。寛容なはからいで特別に参加できたとしても、暖かいもてなしは期待できないかも知れません。
これでは長く続かないでしょう。けれども、長く続かなければ意味がないのです。お互いを深く知ってこそ助け合うことができ、人脈と言えるのですから。
さらに、運良くそこで知り合った人たちと仲良くなれたとしても、その関係を維持するのは大変なことに違いありません。彼らの遊びに付き合うには、一体いくら出費を覚悟しなければならないのでしょうか。お土産や付け届け、贈り物を渡すにしても、どんなものなら喜ばれるのか想像も付かないかも知れません。
Part 1「人脈とは、「見えない財産」である」
Part 2「人脈コネクタといかに知り合うか」
Part 3「助け合いの輪に入るために」
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M&Z (代表 牧野 光伸)
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