人脈に投資せよ!!
究極のネットワーキング
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Part 1 人脈とは、「見えない財産」である
大統領はいかにして世に出たか
第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンは、不遇の少年時代を送ったことで知られています。実父は彼が生まれる前にすでに他界し、母は看護婦になるために彼を祖父母に預けて勉強せざるを得ませんでした。母親が再婚してからは、アル中の義父が振るう家庭内暴力にさらされていたといいます。
そんな彼がアーカンソー州知事に初当選したのは、わずか32歳のときでした。その生い立ちからは想像し難い異例の出世です。
その秘密を解き明かす鍵とも言うべきエピソードが伝わっています。
1968年、当時22歳だったビル・クリントンは、奨学金を得てイギリスに留学していました。このとき、彼は出会った人々すべてについて簡単なメモをとっているところを目撃されています。その理由を尋ねられると、ビルはこう答えました、
「将来政治家になってアーカンソー州知事に立候補するつもりなんだ。だから出会った人はみんな書き記しておこうと思って」(キース・フェラッジ『一生モノの人脈力』より)。
その十年後、彼はアーカンソー州知事になったのです。
見えない財産
クリントン大統領のこのエピソードは、目標達成のために、人脈をこつこつと築いていく地道な努力がいかに大切かをよく示していると思います。
人脈とは、「見えない財産」です。
その価値は、景気の好況・不況にかかわらず増大します。
その価値を金銭に換算することはできません。しかし、例えば「愛」といった抽象的な価値とは異なります。経済的な利得をもたらすという意味で、(比喩ではなく)「財産である」と断言していいでしょう。
ところが、人脈という「財産」に関しては、金銭に換算可能な資産以上に格差が大きいのです。その格差は、あたかもボディーブローのように、じわじわとあなたの人生に影響を及ぼすでしょう。
これを理解するには、人脈、あるいはコネというものが全く利用できないとはどんな状態なのか、想像するだけで事足ります。
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人脈格差が人生を決める
すなわち、それは、ほぼ完全な競争社会に身を置かなければならないことを意味します。仲間同士で仕事を紹介しあうこともありませんから、すべてを公開情報から探し出して応募しなければなりません。
しかし、例えば新聞の求人広告を見て下さい。街角の求人情報誌でもいいでしょう。そこに、あなたのやりたい仕事があるでしょうか。
「人脈、あるいはコネがない」とは、そういうことなのです。
一方で、真に、「人脈、あるいはコネ」を生かしている人にとっては、失業、失職などは恐れるに足りないといいます。仮に職を失ったとしても、その情報をどこかで聞きつけた誰かが「これを機に、一緒に仕事していただけませんか」と言ってくれるからです。人脈、あるいはコネが「見えない財産」であり、「経済的価値がある」とされる所以です。
いくら能力があってもそれが人に知られなければこれを生かすことは難しいでしょうし、反対にその能力を知る人が多くいればいるほど、これを生かすチャンスは増えるはずです。だとすれば人脈作りが重要なのは、政治など特殊な世界に限ったことではないのです。
「人脈、あるいはコネ」を作ることは、何事かをなそうとする人すべてにとって、成功を左右する決定的な要因であると言って過言ではないでしょう。
人脈とは「助け合い」である
「人脈、コネ」の本質とは何でしょうか。
『一生モノの人脈力』の著者キース・フェラッジは、これを「助け合い」であると喝破しました。
人は他人を出し抜いたり追い落としたりするからこそ成功できると世間では信じられているかも知れません。しかし実際には、成功者や富裕な人々ほど互いに相手を思いやり助け合っていると言うのです。
人が成功し、富を得るのは、知識や技能を用いて競争に勝ったからではなく、「助け合いの輪」の中に身を置き、誠意をもって他人を助け、自分も他人に助けられているからこそだといいます。
考えてみれば、実に当たり前のことです。
けれども、残念ながら、私たちは若い頃から試験やスポーツを通じて競争に慣れきっていますから、自分が自由競争的な世界にいることが「人脈作りを怠った結果」であるとは思いも寄りません。
ところが、意識的に人脈作りに励んでいる人たちは、「助け合いの輪」という別世界に住んでいます。このことを肝に銘じておくべきです。
Part 1「人脈とは、「見えない財産」である」
Part 2「人脈コネクタといかに知り合うか」
Part 3「助け合いの輪に入るために」
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