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芸術はバブルだ

つまり、美術品の高値を支えているのは、美を所有したい(あるいは、場合によっては単に「儲けたい」)という人間の非合理的な欲求以外のものではなく、価格に経済合理的な根拠などはない。従って、人が絵画や彫刻を高値で買うのは、決して経済合理的な行為ではないということである。

もし、かかる行為があたかも「経済合理的」に思われるとすれば、そう思うこと自体がすでに「バブルの兆候」であると思った方がいい。

美を欲する心の非合理性は、前記の斉藤了英氏が言ったとされる「俺が死んだらゴッホとルノアールと一緒に焼いてくれ」という言葉に端的に表れていよう。人類共通の財産たるべき芸術の亡失を予告したこの発言は、富豪の身勝手として世界中の顰蹙を買ったが、自分が死んだからといって簿価200億円もの資産を灰燼に帰そうとするのは、身勝手である以上に経済的に不合理であることは明らかだ。

もっとも、不合理な欲望を持つのは人間の本質である。これが人間のあらゆる偉大な創造活動の原動力にもなっていることを思えば、そのこと自体は悪いことではないかも知れない。

しかし、仮にも「投資家」として行動しようとするなら、不合理な欲望に支えられた相場は多かれ少なかれ「バブル」であることを、肝に銘じておくべきである。

 

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