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美術投資における「狂騒の時代」

 その昔、『にっけいあーと(Nikkei Art)』という雑誌があった。

 1990年頃に日経BP社から出ていた美術雑誌で、投資家に向けて美術マーケットについての分析記事などを載せていたらしい。その編集方針などを伝聞するにつけ、「バブルのあだ花」という印象は禁じえない。

 1990年と言えば、当時の大昭和製紙の代表取締役名誉会長、斉藤了英氏が海外のオークションでヴァン・ゴッホの『医師ガシェの肖像』とオーギュスト・ルノアールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』を立て続けに落札し、わずか3日のうちに美術オークション史上の最高値1位と2位を記録したのも、その年の出来事だった。『医師ガシェ氏』が、90515日にニューヨークのクリスティーズにて7500万ドルで落札されたのに続き、ルノアールの名画は517日にサザビーズにて7100万ドルで落札された(以下、落札価格等は瀬木慎一氏の著書『西洋名画の値段』等による)

両者の、当時の円換算レートで100億円を超える高値は大きな話題を呼んだ()。投資対象としての美術品・絵画市場の活況は、このとき、まさに頂点を極めた。

『にっけいあーと』のような「投資家のための美術雑誌」という発想は、このような熱狂がなければ生まれなかったに違いない。今から思えば、時代の異常さを示す象徴的存在だったとも言えよう。

()真偽のほどは分からないが、このときの異常な高値は、サクラによる意図的な落札価格の吊り上げにハメられたからだとの噂もあるようだ。

 

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